子犬のしつけ

【犬にしつけをする理由】人間社会に順応させるしつけの第一歩とは?

しつけは何のためにするの?

愛犬の健康と命を守る。

飼い主さんはシツケの目的をしっかり頭の中に刻んでおかなければなりません。
家庭で暮らしすシツケの目的は、周囲のみんなに褒められるためでも、なにかの賞をもらうためのものでもありません。
シツケの目的で一番大事なのは、愛犬の健康を守ることです。人を極端に怖がったりすれば、動物病院で丁寧に診察を受ける事も出来なくなります。
また、飼い主さんに触られる事を嫌がるようになってしまえば、日常のお手入れもままならなくなります。健康の維持としても、衛生的な管理上も、人を怖がらず、人に触られても嫌がらないように教えておくべきなのです。また、犬の動作を瞬時に止めることや呼び戻す事が出来れば、交通事故や他の危険を避ける事も出来ます。シツケをしなければならない最初の動機は、愛犬の命を守ることにあります。

家族に負担をかけない

次に大切なことは、家族の負担にならないようにする事です。特定の1人いう事しか聞かないとか、特殊な道具を使わなければならないとか、また犬のわがままに生活を合わせるようなことになりますと、飼い主さんの家族の生活の
リズム自体が乱れてきます。家族のある1人の犠牲が伴うような買いかたですと、いつか不満がたまり、幸せな愛犬生活を永く送ることが難しくなります。必要な事を教え、家族の生活に合わせるよに教えておくことで、家庭内の負担がなくなり、自然な形で犬と生活していく事が出来ます。

近隣に迷惑をかけない

いくら愛犬を可愛がり家庭内ではかけがえのない大切な存在になったとしても、近隣のみんなから嫌われるような飼い方をしてしまっては、社会の中で暮らす人間と犬としては大変くらしにくいこととなってしまいます。
散歩時のオシッコやウンチ、ニオイや抜け毛、いろいろな点で、周囲の誰にも迷惑をかけない飼い方が重要です。
また、上手な歩き方を教えておけば、散歩時の事故やけがを避ける事が出来ます。マナーの多くは、犬のしつけよりも飼い主さんの心構え一つというものが多いですが、いくつかは犬におしえておかなけらばならないものもあります。

人間社会に順応させる

犬を飼う人が増えるにつれて、うるさく吠える、噛み付くなどの犬の問題行動が目立ってきています。
しかしそれは、犬自身に原因があるのではなく、飼い主がシツケを怠った結果と言えます。
しつけとは、人間社会の中で犬と人とがお互いに気持ちよく共存できるように犬に習慣づけ、飼い主に都合の良い行動を、犬が自発的に出来るようにする事なのです。
シツケの出来た犬は、自然に人間社会に順応して、誰からも好かれ幸せに暮らすことが出来ます。しつけは、飼い主と犬との両者にとっては大切な事といえるのです。

しつけの第一歩は知る事から

しつけの第一歩は、まず犬の特徴を知ることです。犬にも動物の本能がありますから、飼い主が犬に対して多大な要求をすると、犬はその重圧に耐えられなくなります。

また、そのときの感情で犬を叱ったり、いう事を聞かないからといって、犬に当たったりするのは禁物です。
毎日諦めずに根気良く続ける事で、犬にも熱意が伝わり、しつけられるようになります。
犬に接するときは、犬の気持ちを理解してお互いの信頼関係を築く事が一番大切なのです。

飼い主がリーダーシップを

犬にはリーダーに従う服従本能がありますがなんでも要求をかなえてあげたりすると、

犬は自分が家族の中でリーダーだと勘違いしていしまいます。コレを「アルファーシンドローム」といい、自分より下位だと思う飼い主のいう事を聞かなくなり、シツケがしにくくなります。
そのためにも飼い主はしっかりリーダーシップをとる必要があるのです。

話せなくても言葉が分かっている

人間の言葉を話せなくても、理解している犬。飼い主が日ごろから良く話しかけたり、スキンシップを取るなど、犬とのコミニュケーションが深いほど、言葉の理解力も伸びていくといわれています。ですから、話のないようは分からないだろうと思って犬の前で悪口を言ったり、けなす事はしてはいけません。
犬は飼い主の口から自分の名前が出ている事に気づくと、そのときの飼い主の様子や表情で、けなされていることを感じ取り傷ついてしまうからです。このように、言葉はシツケや犬の性格形成を大きく左右するのです。

正しくしつけをしよう

悪いことをしても、かわいそうだから叱ることができない、では、犬のためによくありません。
リーダーである飼い主に従う事で飼い主に喜んでもらい、認められることが犬にとっての幸せなのです。ただ可愛がって甘やかすだけでなく、愛情を持って正しくしつけ、強い信頼関係を築くことが大切だといえるでしょう。

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犬の性格もイロイロ

犬も人間と同じように、さまざまな感情や個性があり、フレンドリーな犬もいれば性格がきつかったり、活発だったりと犬種によってだけでなく、犬それぞれの性格があります。
見た目がかわいいから、という理由だけでなく犬本来の性質と性格を考え、飼い主である人間とうまくやっていける犬を見極めることがたいせつといれるでしょう。

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昔もこれからも犬と仲良く

私達人間と犬との付き合いは4~6万年前といわれているほど古く、日本では約1万年以上前の縄文時代に、犬が家畜として人間社会に入ってきたといわれています。
それ程の長い付き合いの犬と人間。絆の深さ、忠誠の厚さ、社会への貢献度など多くにおいて、犬は人間の一番の理解者「コンパニオン・アニマル」だといえるのです。

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