まずは、私の犬販売の経験からお伝えすると、犬の欠点は個性(チャームポイント)として受け入れる方が多いです。
この記事では、買いたい犬に「欠点あり」と言われて悩んでいる方に向けて

- 犬の欠点とは何か。
- 日常生活に支障はないのか。
- よいのか。
などをお伝えします。
欠点とは
ヘルニアとはラテン語で「脱出」という意味です。
おへそは「へその緒」を切断したあとで筋肉や皮下脂肪もなく皮一枚で腹腔とつながる
お腹で一番弱い部分です。
腹腔を守る筋肉には「すきま」があり、そのすきまが生まれつき大きかったり
成長と共に広がったりすると、鳴いたり吠えたりお腹に力が入った時に脂肪組織や
腸全体を包む脂肪の膜である大網(だいもう)、小腸の一部がすき間へ「脱出」するのです。
これがヘルニア【出べそ】です。
では、出べそだと生活上何か問題があるのでは?と心配される方もいらっしゃると思いますが

小さな出べそでしたら指で押しもどしていれば自然と戻ることもあります。
出べそが大きいようでしたら手術が必要です。
日常生活の中で特に問題はありません。
手術費用は病院にもよりますが大体1万5千円~2万円前後です。
ポイント
去勢・避妊手術とは別に手術をすれば保険の適応が効きます。
噛み合わせ
よく「噛み合わせが悪い」と言います。
アンダーショット、オーバーショットなどと聞きますが
アンダーショットとは「下顎前出(うけ口)」のことで、
オーバーショットとは「上顎前出(出っ歯)」の事を言います。
ドッグショーでは減点の対象になりますし、遺伝の可能性もあるのでショータイプが欲しい方には好まれませんが

家庭でペットとして飼育する分には(ひどい状態でない限り)問題はありません。食事もきちんと摂れます。
ただ状態によっては唾液が口内全体に行き渡り難いため、歯石が出来やすくなり口内炎や歯周病の原因になります。
まめにケアすることが必要です。
ポイント
パグ・シーズー・ブルなどはマズルがない状態で受け口が特徴なことから犬種によってはアンダーが認められています。
ミスカラーとは?
スタンダード(理想の形)の基準に「毛色」があります。
例えばプードルのブラックならば黒以外の色(例えば白)がポツンと入っていたり
レッドやアプリコットでも、他の色が入っていたりします。
本来ないはずの色が入っている状態を”ミスマーク”や”ミスカラー”などと呼びます。
ミスカラーが入っている犬からは、ミスカラーの仔犬が生まれる可能性が高くなります。
生活上問題はありませんが、先にも述べたように遺伝する可能性があるので

赤ちゃんを産ませたい、という方は毛色は慎重に選ばなくてはなりません。
ポイント
個性として(チャームポイント)受け入れる方が多いです。