犬の健康管理

【犬の認知症】老化現象とボケの始まりをチェックしょう!

ボケの始まりチェックシートPDFをダウンロードできます。

犬の認知症チェックPDF

犬の老化について

犬の老化について、獣医さんにお話を伺いました。犬の場合は、おおよそ7歳くらいから老化が始まります。外見で分かりやすい、目・口・耳などの部位からチェックしましょう。

  • 目→眼球が白くにごり、表面が濁ってきます。物にぶつかったり、段差で躓くような事があれば、かなり視力が下がっているでしょう。
  • 口→口臭がする。以前よりも強く口臭を感じ取れるようになったら、歯周病が進んでいるでしょう。
  • 耳→呼ばれても反応が鈍い。聴力の衰えのサインと思ってよいでしょう。
  • 体型→体の筋肉が落ちる(特にお尻。)
  • 運動→歩行障害を起こす。
  • 排泄→排泄物(ウンチ、尿のチェックをする。)

ボケの始まり

犬のボケは日本犬雑種が一番多く、洋犬はあまり発症しないようです。

ぴっちょろ

13才の我が家のチワワを診断したところ20点でボケの心配なしでした。老化現象は見られてるけど一安心です。

ボケの始まりチェックシート

ボケの始まりチェックシートPDFをダウンロードできます。

犬の認知症チェックPDF

①食欲/下痢A.以前と変わらない(1点)
B.異常に食べて、良く下痢をする(2点)
C.異常に食べて、時々下痢をする(5点)
D.異常にたべるが、ほとんど下痢をしない(9点)
②生活リズムA.以前と変わらない(1点) 
B.夜も昼も眠っている事が多くなった(3点)
C.昼にぐっすり眠っていて、夜に起きていることが多い。昼間飼い主が起こせば起きていられる(4点)
D.Cの状態で飼い主が起こしても起きていられない(5点)
③方向転換の方法A.以前と変わらない(1点) 
B.狭いところに入りたがり、進めなくなると何とか後退する(3点)
C.狭いところに入ると、全く後退できない(6点) 
D.Cの状態ではあるが、部屋の直角コーナーは転換できる(10点)
E.Cの状態で部屋の直角コーナーを転換できない(15点)
④歩行状態A.以前と変わらない(1点)
B.ふらふらとジグザグ歩きをする(3点)
C.一定方向にのみふらふら歩きになる(5点)
D.旋回運動(小円運動)(7点)
E.自分中心の旋回運動になる(9点)
⑤排泄状態A.以前と変わらない(1点)
B.排泄場所を時々間違える(2点)
C.ところかまわず排泄をする。(3点)
D.失禁する(4点)
E.寝ていても排泄してしまう(垂れ流し状態)(5点)
⑥泣き声A.以前と変わらない(1点)
B.泣き声が単調になる(3点)
C.泣き声が単調で、大きな声を出す(7点)
D.真夜中から明け方など、決まった時間に突然泣きだすが、ある程度制止が可能(8点)
E.Dと同様で、決まった時間に泣き出し、全く制止できない(17点)
⑦感情表現A.以前と変わらない(1点)
B.他人または動物に対し、なんとなく反応が鈍い(3点)
C.他人または動物に対し、反応しない(5点)
D.Cの状態で、飼い主に対しても反応が鈍い(10点)
E.Dの状態で、飼い主にも反応しない(15点)
⑧しつけたことは覚えている?A.きちんと覚えている(1点)
B.時々忘れることがあるが、また思い出す(2点)
C.部分的に忘れている事がある(10点)
D.殆ど忘れてしまっている(12点)
犬の認知症チェックシート

診断結果

24点以下ボケの心配なし。あなたの愛犬には老化現象は見られるもののボケの心配はありません。
25点~39点ボケ予備軍。今の生活を続けていると、ボケになる恐れがあります。
40点以上ボケの疑いあり。アナタの愛犬はボケの疑いがあります。早めに動物病院で受診しましょう。

※動物MEリサーチセンター・内野富弥先生の資料を参考に作成したものを転載させていただきました。(季刊:日本ペットシッター協会/春号VOL38 ワンニャンだより) 

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