犬の健康管理

【去勢と避妊】不妊手術の効用と問題行動~時期と費用について

去勢と避妊

避妊・去勢についてはいぬ野業界や獣医学の世界でも賛否両論です。ここでは、犬の避妊と去勢の効果のみについて書きます。

また、去勢については間違った知識もよくいわれますので、それも書いておきます。

メスを飼うときの注意点

先ず、避妊ですが、これはメス犬に限ってのことです。

普通、健康的なメス犬は生後一才ぐらいまでに最初の出血があり、発情がきます。なかには一才半ぐらいからの犬もいますが、とくに病気ではありません。

犬の個体差だと思ってください。出血期間は犬の大きさや種類によってまちまちですが、通常は一週間ぐらい続きます

よく、発情というとこの出血期間のことと勘違いする方がいますが、臭いを嗅いだオス犬が興奮し、子供ができやすいのは、この出血が終わってからの一週間なのです。

従って出血が止まっても一~二週間はなるべくオス犬のいる公園などには行かないようにするのもマナーの一つです。

発情は普通、一年に二回程度きます。室内飼いの場合などは、この出血は部屋を汚す原因にもなってしまい、やっかいなものでもあります。

また、この時期のメス犬の発する臭いはかなり強烈であり、一説には四キロ四方のオス犬に届くとまでいわれます。外に繋いで無防備に飼っているメス犬が発情の時期になりますと、近所のオス犬はどんどん近寄ってくるようになります。もちろん山間部では山に暮らす野良犬なども呼び寄せてしまう事になります。興奮した犬は多少の障害はものともせず、高い塀などもジャンプして進入してきます。望んでもいないのに知らないうちに子犬が生まれたりする事件の多くがこういった状況で発生しているのです。

病気の予防にもなる

将来、子犬を産ませる計画もなく単に共にくらしたいだけであれば、避妊手術も有効です。

その時期の衛生管理も楽になります。避妊のもう一つの利点は、メス特有の子宮などの病気を避けることにあります。片足をあげてオシッコをするオス犬と違って、メス犬のオシッコの姿勢は地面に近いところで行います。地面や草からいろいろな雑菌に感染する率がオス犬より高いのです。避妊手術によりこれらの病気を避けることも出来ます。子犬を産ませる計画がないのであれば、避妊手術の効用もかなりあるといえます。

去勢しても性格まで変わることは少ない

メス犬の避妊と共に、オスの場合は去勢手術というものがあります。

こちらも難しい手術ではなく、現代では比較的簡単に手術といえます。よく乱暴な犬や気の荒い犬に困った飼い主が去勢を頼むケースを見かけますが、コレは多くの場合効果はありません。

オス犬を去勢しますと、マーキングやメス犬を追いかける「 男っ気」 そのものは減少しますが、性格まで変えてしまうことはありません。オス同士のメス犬をめぐる喧嘩や、いたるところにオシッコをかけまわる習性は消えていきやすくなるのですが、荒い気性がおとなしくなったり、言う事を聞かない犬がいい子になったりということはまず期待できません。

不妊手術はかわいそう?

「身体を傷つけるのが可哀想」 「子供を作れない身体になんて出来ない」
と考える方もいることでしょう。


不妊手術はかわいそうですが、飼い主さんの自由であり、ペットとして飼っていれば仕方の無い事ですね。それに「捨て犬・猫」がいるという現実もあります。
ここでは犬を主体にご説明しましょう。
効用は、猫もほとんど同様とお考えください。
しばしば捨犬・捨猫に対して不妊手術をしてから里親を探す話を耳にされると思います。 それはいたずらに捨犬・捨猫を増やさないためでもあり、里親になっていただいた方に問題行動をとらないようにするためでもあります。

捨犬・捨猫の不妊手術に関しては、獣医さんの中にはお金をいただかないでやってくださる所もあります。子供を生ませても、貰い手もいない・家で飼えない・いろんな理由で保健所へ連れて行かれて殺されてしまうワンちゃん猫ちゃんがいます。

不妊手術の効用は?

知らない間に子供が出来ていたという事もあります。
どちらかが不妊手術をしていれば防げる事故です。
何と言っても一番の効用は、様々な病気からの予防効果があると言うことでしょう。
2番目は問題行動の予防、3番目は発情期の突然的な行動予防で
す。

単に交配をさせるか、させないかという問題ではなく、いろんな意味でメリット・デメリットがありますからよく考えましょう。
最初の病気からの予防 ですが、犬の死亡率の多い順番は癌、心疾患となっています。この二つで何と6割を超えています。
20年ほど前までは感染症が最も多かったのですが、最近では、感染症の死亡率は10%ほどに落ちてまいりました。

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ワクチンの義務付けによる効果ですね。この順番は人間と全く同じですね。
人間と同じように寿命も一昔前は7・8年、今は15年以上が当たり前と延びてまいりました。これは、フードやサプリメントの普及、生活環境の改善、ワクチンの義務化、すぐに獣医に出向く傾向が強まった、などからです。

まさに家族の一員として大切に育てられている結果だと思います。
残念ながら癌にかかれば人間と同じで対処のしようがありません。しかし、 不妊手術により癌にかかる確率が間違いなく激減 するのです。

高額の治療費が掛り、苦しむのを見て大切な家族を失うよりも事前の一策になると思います。癌の種類は違ってもオス・メス同様の効果があります。

二番目の心疾患もまた人間と同様ですが、糖尿病が起因しています。栄養価のあるフードの弊害でもあります。

問題行動について

次に問題行動 ですが、メスなら年2回訪れる発情期特有の問題行動を抑制します。経験されている方ならお判りでしょうが、食欲がなくなったり、突然吠えたり噛み付いたりと言うことも激減するのです。

オスならマーキング、遠吠えの抑制効果があります。
また、 発情期の突発的行動 とは、メスが発するフェロモンめがけてオスが突進するような問題行動を言います。春先にしばしば猫が交通事故に遭っているのを見た方も多いでしょう。オス猫が、周りに目もくれずメス猫の臭いに突進して交通事故に遭ってしまうのです。

PHP研究所:犬の頭がグングンよくなる育て方~抜粋

費用と時期

いつ頃すれば良いのか、また費用は?
時期的には最初の発情期が訪れる前、3ヶ月~6ヶ月頃がお薦めです。
また、費用は オスの去勢手術なら15,000円~20,000円

メスなら25,000円~30,000円 ですが手術後に3日間程度の入院などが必要となります。

ぴっちょろ

我が家のシーズ(オス)も去勢手術をしました。

我が家のシーズー去勢手術後

性別:オス
誕生日:2003/07/15
手術時年齢:2歳3ヶ月
毛色:ホワイト&ゴールド

※麻酔がきれてから2日間くらいは、とても痛そうで、動けない状態でした。いつもより甘えん坊になってしまい、1日中抱っこをせがまれました。

ぴっちょろ

手術後1週間経過、手術前と変わらず元気になりました♪

実際の費用

撮影日:2005/10/09
手術日:2005/10/08(日帰り入院)
手術費用:¥25,000(血液検査含む)

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